一関の林業の取組みを知りたい
市は、市内の森林の多くが、植栽後40年から50年を経過し、利用可能な林齢(森林の年齢)に達しており、その豊かな森林資源を伐採し、木材やエネルギー資源として持続可能なかたちで活用していくことが望まれており、次の取組を推進しています。今後は、森林資源の木材としての利用推進の取組も進め、資源・エネルギー好循環のまちいちのせきの実現を目指します。
一関市林業の振興の推進に関する基本指針
林業振興の推進に関する施策を計画的に推進するため、「林業振興の推進に関する基本指針」を令和4年10月に策定しました。
この指針は、「地元の森林を活かす一関市林業振興条例」(令和3年9月9日、条例第25号)の第8条に基づいて市長が定めたものです。
同条例第3条の基本理念に基づき推進すべき林業振興の「目標」と、この目標達成のために取り組む林業振興施策の方向性として、7つの「取組方針」を定めています。
また、取組方針ごとに進める林業施策の「基本的事項」を掲載しています。
一関市産木材の利用促進
木材利用促進事業費補助金
一関市産の木材の利用促進を図り、林業振興に資するため、市産材を利用した住宅などの新築または増改築を行った場合に、施工業者に対して補助金を交付します。
詳しくは市ホームページ「一関市木材利用促進事業費補助金」ページを確認してください。
バイオマス産業都市構想
市は、平成28 年10 月に国から一関市バイオマス産業都市構想の認定を受け、市内に豊富に存在する木質バイオマスなどの活用により、エネルギー・物・お金を市内で循環させることで、バイオマスの利活用による仕組を地域に根付かせる、資源・エネルギー循環型まちづくりを目指しています。 構想の重点プロジェクトとして、未利用材を活用した小規模木質ガス化プラントによる熱電併給事業、公共施設などへのチップボイラーの導入、木質チップ製造事業などを掲げています。 また、木質チップ製造事業に関連する取組として、市民団体による間伐材や未利用材の集材活動にも取り組んでいます。
市民による地域に根差した
木質バイオマスの活用
市は、木質資源の循環利用を促進するため、薪ストーブの購入設置に係る費用の一部を補助しています。 また、市民団体の「森林資源を活用する一関市民の会」と連携しながら、薪ストーブの普及啓発や、まきの安定供給に向けた流通の仕組みづくりを行い、市民による地域に根差した木質バイオマスの活用を推進しています。
一関市市有林J-クレジットの販売
市は、市有林のスギ、マツ人工林などの間伐を行ったことによる二酸化炭素(CO2)吸収量について、環境省が認証するオフセット・クレジット(J-クレジット)に向けて、登録・申請中です。 このJ-クレジットを、環境貢献への取組を検討している企業・団体様に向けて令和6年度から販売を予定しています。
外部参考ページ